2013年5月13日月曜日

平成24年度学校基本調査に見る沖縄県の中学生の課題

 高校生とおなじく、平成24年度の学校基本調査における中学校卒業生の進路状況について、九州各県と沖縄との比較のために表を作成しました。それが下記の表1です。参照しているデータは、文部科学省のホームページからのものです

表1


全国の統計と沖縄県のデータを見比べて、おおよそ次のようなことが言えるのではないでしょうか。

1 高等学校進学率は全国が98.3パーセントに対し沖縄は95.5パーセントと下回っています。進学率の低さは、高校卒業生と共通の課題と言えます。

2 就職率は全国が0.4パーセントに対し、沖縄は0.7パーセントと上回っています。沖縄県の雇用情勢が、他県に比べ厳しい現状があるのにも関わらず数値が高いのは、就職を希望する卒業生が多いのと、その受け皿があるということでしょうか。

3 進路未定者が卒業生全体に占める割合は全国の平均が0.9%に対し沖縄は3.2%と3倍を超える高い値になっています。これは、九州各県の平均1%と比較しても、沖縄県が突出している値になっています。
また、進路未定者の数の多さという点で、沖縄県の中学、高校卒業生の統計データは類似しています。

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